2011年06月08日

慌ただしい帰省

実家のじいちゃんのお葬式のため、しばらく帰省してました。
数年前から入院していて
「もうダメかもしれないから、帰ってくる準備を」
と母から告げられていて

でもタフなじいちゃんは何度も何度もよみがえり
最期のときには内臓がほぼ機能してない状態だったのに意識があり
奇跡だとお医者さんや看護士さんを驚かせたという。

ギリギリまで仕事が休めないから帰れないかも
とか最低なことを言ってた私は、結局無理を言って帰り
なんとかお通夜に滑り込みで参加できました。
翌日の告別式とか、初七日とか、最近は数日で一気にやってしまうという。

お葬式には久々に会う近所のおっちゃんや親戚が集まってきて、
実家にはお母さんたちが手伝いに来て
その人々にまつわる思い出が蘇って
涙が止まらなかった。

みんなで棺に入れた、あふれるぐらいの折り鶴は
毎日お見舞いに行ってたばあちゃんが
かたわらでコツコツ折ってたらしい

なんか私だけ
駆けつけられなくて本当にごめんなさい。
みんな本当にごめんなさい。
ありがとうございます。

遺影の写真は
じいちゃん、ばあちゃんを連れて神社に梅の花を見に行ったときのものだった。
ツーショット写真撮ってあげると二人を並ばせて
恥ずかしがるばあちゃんとノリノリだったじいちゃん。
「この写真を死に写真に使う!」
と、嬉しそうに言ってたっけな。
気が早いなーなんて笑った。
遺影用の写真を出してきたばあちゃんは覚えてたんかな。

夜、家族でお念仏をあげる。
面倒臭がりで活舌の悪い父、老眼でお経を読みかねる母、
超高速ラップのような勢いでお経を唱えるばあちゃん・・・
ぜんぜんユニゾンできてなくて
遺影のじいちゃんはなんだか笑いをこらえてるようだった。
今夜はケンカせずに唱えれたかな・・・

じいちゃん、天国を楽しんでください。

慌ただしい帰省

那覇空港の大きな窓からの光が
まぶしかった。


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Posted by みすず at 22:30│Comments(0)日記
 
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